2015年03月01日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻 番外編その4〜ヒラメの骨折〜

ヒラメが転倒して、右膝を骨折したらしい。教えてくれたT看護師によると、本来なら入院して後遺症を最小限に抑えるべきなのだが、ヒラメは通院のみの処置で松葉杖で毎日勤務しているという。監査で問題も指摘され、理事長をはじめ同族のトップからもいろいろと言われ、おちおち入院してもいられないのだろう。ご苦労なことである。

それにしても、ヒラメは臭いらしい。看護師は、「シャワーは浴びているようだけれど、洗浄が充分されていないようだ」と言う。それを香水でごまかしているのだ。マリーアントワネットでもあるまいし。

人の念は恐ろしいという。退職した職員、現職の職員一人ひとりがヒラメを思い浮かべる時に明るいイメージで思う者は一人もいないだろう。そういう沢山の大きな不快の塊がヒラメの骨折の要因だとしたらと思ったりもするのだ。わが身に置き換え、行いには充分に注意し、仕事では節度を持ちつつ一生懸命に遂行しようと思うのである。

ヒラメよ、年を取った時の膝の痛みはひどいものであるぞ。

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2015年02月09日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻 番外編その3〜求人停止〜

私が勤務していたブラック社会福祉法人は、オープン以降途切れることなくハローワークで求人募集をしていた。現在の仕事場でブラック社会福祉法人の話しをしたら「あぁ、あのいつも募集しているトコ(笑)」と言われるくらいなのだ。入っては辞め、辞めては入れる。水槽のメダカの追加みたいなのものだ。そのメダカの募集が数日前に一部を残して募集は消えてしまった。現在募集が継続されているメダカは事務職だけである。

民間の就職情報2社から募集が出ているようだ。ハローワークは雇用した時に助成金が貰えるためヒラメが最も頼りにしていたトコロである。これはどうしたことじゃろう(☼ Д ☼)

ハローワークのブラック企業締め出し制度はまだ確定していないようだが、これまで辞めた人間がハローワークの窓口で訴えた結果が実ったのか。また、2月中旬に予定されている札幌市の監査を前に看護師Tが公的な媒体に通報し、私も札幌市に入居高齢者の現在の生活を文書化にして提出したことが何らかの働きかけになっているのだろうか。それとも、たまたま、監査を前になんらかの意図があって、メダカ募集を中断しているだけなのだろうか。

どちらにしても介護メダカがこのまま充足されずに、退職者が続けば施設そのものの運営が難しくなるだろう。
どこかの水族館のマグロみたいにメダカだって一匹もいなくなる可能性がある。

DSCN3171.JPG
ここでお目見え、朝日さん。

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2015年01月18日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻 番外編その2〜精神病院に入院している「彼」の妻に会った〜

「彼」の妻からメールが来た。今は札幌市郊外の病院の精神科に入院している彼だが、「水曜日に担当医から今後についての話があると言われたので、一緒に聞いてくれませんか」という内容だった。その日は、仕事があったためお断りした。メールに、「MSW(Medical Social Worker:医療相談員)と今後のことをよく相談して下さい」と書いて送信した。折り返し、妻から「MSWとは娘のことでしょうか?」という質問が来て、「えぇ〜?」と慌てた。普通は聞き慣れない医療の専門職の言葉だろうが、もちろん娘さんのことではない。

担当医と話し合ったという夜、彼の妻から再度メールが来た。医者が言うには、症状は落ち着き、もう繰り返し大声もないので共同生活は可能だということ、入院先が急性期病院なので早々に家(今の施設)に戻るようにしてほしいということだったらしい。妻は、今の施設は24時間看る人がいないし戻るには不安だ、どうしたらいいだろうか?療養型病院がいいだろうか?老人保健施設がいいだろうか?とまた振り出しに戻るのである。

彼のいるその施設にもならないような住宅は、もともと主に貸しビル業を行っていた会社が運営している無認可の賃貸式有料老人ホームである、パンフレットに書かれている入所対象として、「概ね60歳以上で、入居時要支援・要介護の方。原則として共同生活に支障のない方」と書かれている。高次機脳機能障害を抱えた彼が入るような所ではない。こういうところを勧めるブラック社会福祉法人のヒラメや鬼かわらや金魚の糞の見識には寒気がする。生命も人権も考えていない。

だから、かつてメールで「この施設に入りたいと思います」と彼の妻から言われた時には反対した。夜に倒れていたらどうするのか、夜中に大声をあげたらどうするのか。彼は「高次脳機能傷害」という深刻な病気なのである。そんな人間をどうして「一人暮らし」させることができるのか。しかし、「ケアマネ(鬼がわらとその金魚の糞)さんが勧めてくれるので」と入居したのだった。今の彼の状態はケアマネにとっても充分に想定内だったはずだ。

彼の妻から「今後どうしたらいいだろうか」と相談を受け、仕事帰りに途中駅で降り久しぶりにお会いした。ちなみに、私は彼の妻から相談料を受け取っているとか飲食をご馳走になっているとか一切ない。
あしからず。

ここで、もう一度二人でおさらいをした。
@主治医から紹介を受け、現段階では最良と思われる精神病院の医師の受診を断った理由は何か。
A現在の施設は充分な介護を受けられないと知っていたにももかかわらず入所した理由は何か。
B現在の精神病院は典型的な古い薬物療法を主とするタイプの病院であり、@の病院と比較してなぜその病院を選んだのか理由は何か。
上記の@からBは彼の妻が選択したものだ。そこをクリアにしてからでないと前に進めない。

彼の妻の回答は、
@病院内の雰囲気が好きになれなかった。
A現施設は信頼するケアマネ(鬼がわらと金魚の糞)が勧めてくれた。
Bこの病院にはテレビで有名な医者がいると聞いたので決めた。しかし、担当医にそう聞くと「そんなに良い病院ではないですよ、その医者ももういないですから」と言われた。

@は、感覚的な感想である。この病院は札幌市内では高度な精神医療が行われている数少ない病院の一つである。医者は、施設にいながら受診できるよう言ってくれた。

Aの今彼の住んでいる施設(というか住居)に関しては、ケアマネジャーの話を聞き入れたということは、私の信頼度が低かったということである。現職を離れてはいたが、施設内容に関しては十分な説明責任は果たした。今の施設選択でのトラブルは充分な予見の範疇であり、本来は鬼がわらと金魚の糞に相談すべきだろう。

Bを聞いた担当医は気の毒である。「この病院にテレビに出た有名な先生がいると聞いたからここは信頼が持てると思った」と言われたら医者も気分は悪いだろう。冷たい先生だと思ったと妻が言っていたが、これを聞かされてにっこり笑えるとしたらよほどの器量の先生だ。

彼は昨年11月に65歳になった。日本の年金受給開始年齢である。同い年の芸能人を、ざっと挙げると、市村 正親、佐藤 B作、武田 鉄矢、風間 杜夫などなど、そして、 矢沢の永ちゃんもそうらしい。彼もまだまだ長い人生を送るべく男性の一人であろう。だからこそ、慎重な選択が必要なのだ。@からBはすべて妻の感覚的な結論なのだ。そういうと、彼の妻は「私がバカだった」とうなだれるのであった。

しかし、そういう姿を見ると、他の元同僚の言うように、「ブラック社会福祉法人に入所しなければ」というはじめのはじめに気持ちは戻ってしまうのである。ボタンのかけ違えに。

しかし、それでも私は彼の妻と話したことで肩の荷が下りたような気がした。ブラック社会福祉法人の現看護師が言うように、点が線に結び付かないのは残念だったが、彼に必要だと思われる点はその都度提示したのだ。それと同時に必要ではない点も説明した。どの点が活かし活かされなかったのかは、家族の選択によるものだ。それを踏まえて、彼の妻には今後は慎重に考えていってほしいと思う。私もできることはお手伝いできればと思っている。

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2015年01月07日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻 番外編その1〜「彼」の現在〜

新年にの妻からメールがあり、会いたいという内容だった。久しぶりに会った彼の妻は、元気そうにしていたが、彼のことを聞くと途端に顔を曇らせた。ざっと話してくれたのは以下の通りであった。*ヒラメとか鬼がわらとか金魚の糞等の言葉は「ブラック社会福祉法人シリーズ」でご確認いただければ幸いです。

彼の妻は、ヒラメことブラック施設長にせっつかれて休日には市内の施設を見て歩いていた。とにかく彼をどこかに移さないといけないという思いで一杯だった。しかし、どれも決め手がなく困っていると、鬼がわら(ケアマネ)の金魚の糞(鬼がわらの子分)が友人のケアマネが担当している施設がある。なかなかしっかりしているケアマネだし今後も相談にのってくれるはずだというので見学をし入居することにした。ところが、そこはサービス付き高齢者住宅で比較的自立度が高い高齢者が入居するマンションのようなところである。夜中でも大声を挙げる彼に他の住人から苦情が出たのは当然にことだった。

「しっかりケアマネ」が間に入り精神病院の受診が行われた。彼は共同生活が可能な治療を受けるために精神病院に入院したが、多量の向精神薬の副作用で急速に状態が悪くなった。現在の彼は要介護5、全粥でミキサー食、ほぼ一日ベッドに横になっている。好きなかりんとうも食べることができず、看護師から、「大人しい方ですねぇ」と褒められている。

彼の妻は、ヒラメに追われるようにしてブラック社会福祉法人を出てきたけれど、もう少し粘って良い施設を探せば良かったと悔やんでいた。ブラック社会福祉法人に入所することがなかったら、今日も彼は元の施設で、「おぉ〜い、おぉ〜い」と叫んで、介護スタッフに、「っもう、静かにしてくださいね!」と怒られながらも、「かりんと!かりんとくれ!」と要求していただろう。妻が悔やむこともなかっただろう。そう思うと、胸の奥に重い石ころが重なっていく。

彼の入院している病院は札幌市郊外に昔からある精神病院である。担当医は冷たい感じの男で、「自分の仕事を信じていないというか、この仕事に飽き飽きしている様子」で、「〇〇さんは重度の認知症だから、日本はこういう薬剤治療しかありませんよ」と言われたと嘆く。「前の施設の相談員は精神病院に入院させたらだめになるから止めたほうがいいと言っていた」と言うと、「それはよい相談員だねぇ。その通りですよ」としゃあしゃあと言っていたという。ならばなぜ入院させるのか、大量の向精神薬を投与して体の芯までデロデロにしてまでいなきゃいけない施設なのだろうか。

一概には言えないが、アメリカでは薬剤は補助的なもので行動療法等のさまざまなアプローチを取りながらカウンセリングは自由診療で行う。精神科医は高額医療費が受け取れるのだ。日本では薬剤の処方が主たる診療報酬になる。体も心も薬漬けにすることが共同生活に可能な治療なのである。

彼の退院が近いらしい。サービス付き高齢者住宅に戻ってもヘルパーがいない時はマンションに一人いるようなものである。しかるべき老人保健施設が妥当だと思うが、しっかりケアマネはどのように考えているのだろう。小さな利権というか、金魚の糞は「彼」という客を紹介したのだろうし、しっかりケアマネがそう簡単にその施設から転居させるとも思えないのである。

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2014年12月20日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻35 長い秋が過ぎ、気がつけば冬だった

私は遡り11月29日付けで退職となった。

昨日給与という形で和解金が法人側から振り込まれていた。午前中に、偏差値35と同じ苗字を持つ女性から留守電が入っていた。珍しい苗字だ。静かな声で「また、後ほどかけます」とだけあった。その時に、あぁ、和解金が払われたんだなと思った。合意書を送付してすぐに振り込んだのだろう。法人は法人でこの問題に早くケリをつけたかったのだ。法人からの連絡は代理人にするものだから放っておいたら、二度と電話はなかった。彼女は偏差値35の叔母で本部の事務長をしている。やれやれ、最後まで同族を意識させてくれた。

10月13日に興奮したヒラメから突然の異動通告があってから、二か月以上が過ぎた。あの時、隣接する公園で、圧倒的な紅葉を見せてくれていた椛や楓も今ではすっかり葉を落とし、雪の中で来年の芽吹きを待っているだろう。私もそうしなければならないのだ。

もうこれで法人と接点をもつことはないだろう。
いや、そうだろうか。
ヒラメを今回とは異なる形で断罪することもあるかもしれない。
いやいや、その前に、ヒラメは札幌を離れるかもしれない。
いやいや、施設に大きな不祥事が起き、社会的問題になるかもしれない。
大きな不祥事が人の命に関わることでなければいいが。

このシリーズはこれで終わりになる。

最後に退職を余儀なくされた有能なる諸君へ。
地獄のケアマネさん、真面目な管理栄養士さん、ボブカットさん、ピンクナースさん、優しい居宅ケアマネさん、そして沢山の介護職の皆さん、来年早々に退職が決まっている介護士マッキーさん、これからの人生に幸多いことを祈っています。体に気をつけて下さいね。

そして、私の弁護士沙汰にまで発展したこの問題を心配し励ましてくれた、ブログ仲間のSaraさん、みやびさん、赤鯉さん本当にありがとうございました。知性と愛情あるコメントに私は救われました。皆さんの人生が実り多いことを祈っています。

これからもこのブログは続きます。
時々覘いて「ふふん」と鼻で笑って下さい。
ブログはどこでも発信できるし、どこでも読めます。
あなたの近況を教えて下さい。
私の近況をお伝えします。

最後にこのブログを読んで下さっているあなた、ブラック社会福祉法人にだけは気をつけて下さいね。
では、ごきげんよう。

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2014年12月16日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻34 合意していないが合意書なのだ

法人側は、
「退職願を出してもらう。つまり自己都合退職としてもらう。それが不満であれば、裁判でもどうぞ」と言ったらしい。その回答が弁護士から私にあったのは先週のことだった。それについてまたまた来てほしいというので本日すっかり回復していない体を引きずって弁護士事務所に行く。ここ数日間の豪雪は恐ろしいほどで、街中は真っ白けなのである。

いつも元気な小太り弁護士は、「雪あらしさんの言い分は十分にわかっています。納得できない気持ちもあるでしょう。しかし、裁判になっても勝てるという保障はありません。裁判長によってはこちらが敗訴になる可能性さえあります。法人側は雪あらしさんよりも多くの弁護士費用と給与という名目であっても金銭を支払うわけです。負けではありません」と優しく言う。
顔のほとんどがマスクになった私は、「一身上の都合という退職願を出し、それが「受理」されるという図式はまったく納得できません。ただ、もうこれ以上長引いても保険のこともあるので終わりにしたいと思います。退職願は書きますが、合意書には「こちらの都合で」という言葉はいれません」と突っ張った。退職願があっても、弁護士と交わした契約書、相手に出した文書で労働争議になったことは明らかである。合意書に、法人の非によってという言葉がなくても裏づけできるものがあればよい。だから私の都合により退職という言葉も入れたくなかった。

「わかりました。やってみましょう。何度も言いますが、雪あらしさんにとって決して不利な結論ではないと思います」
「・・・そうですか」
「法人に一石を投じるという形になったと思いますよ」
「・・・・それはないと思いますね」
「いえ、こういうことがあると同じようなことは二度とできないはずです。ですから、これは大きな出来事だったと思いますよ」
「・・・そうですか」

じゃあちょっと待って下さいねと弁護士は書類書きのために中座した。私はバックをおもむろに開けた。バッグにはティッシュパーパーが一箱入っている。シュシュシュと立て続けに3枚テイッシュをとって、大きな音を立てて鼻をかんだ。風邪を引いて今日で11日目である。ウィルスの残骸は鼻水や痰になって排出されてくる。私の体にいた風邪ウィルスは今は母を宿主にして生息活動をしている。(あぁ、のどが渇く)いつも思うが、弁護士事務所というところは茶の一杯もでないところなのだろうか。

弁護士が戻ってきた。手には作成された私の退職願があった。それにサインと捺印をした。退職年月日は11月29日。

支払いについて、私は、「法人は大変にだらしないので、日にちを決めたほうがいいのではないでしょうか」こう私は言った時、小太り弁護士はきらんと顔色を変えて、
「その時は裁判でしょう!」と言ったのだ。
「・・・そうですか」

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2014年12月11日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻33 介護士マッキーの決断

介護士マッキーから11日にメールがきた。
それは「昨日、1月10日付けで退職するとヒラメに言いました」というフレーズから始まる長いメールだった。「ヒラメには思っている胸のうちを話しました」

「今までいろいろと言ってきましたが、何も変わらなかったですね?」
「それでも一生懸命働いてきましたが、仕事をしても楽しくなくなりました。やる気がでないんです」
「ケアプランも期限が切れているのも関わらず何か月もあがってこないんです。どうしたんでしょうか?」
「相談員もいませんね?誰に相談すればいいのでしょうか」
「フロアリーダーのこともこれまで何度もお願いし、施設長も承知したと思っていましたが、結局今現在もいませんね?」
「夜勤の仮眠も相変わらず取れていません」
「シフト表は現場がわからない施設長が作成しているため、下手くそで意味不明です」
「施設長は意見は聞くけど、聞くだけで行動に移しませんよね。それは聞かないのと一緒のことなんです」
「こういう状況だとモチベーションが下がります」
「この業界に知り合いが沢山おります。この施設の悪い評判はもう広まっているのはご存知ですか?これ以上ここにいたら自分の価値が下がると判断しました」
「この施設で勤務したことは私の経歴の汚点です。傷がついてしまいました」

介護士マッキーのメールはまだ続く。
「ヒラメにはいろいろと言っても何も響いていなかったと思います。そういう人だし、そういう組織ですもんね。法人にとって本当に失ってはいけない職員も辞めましたよね?と言った時も誰のことを言っているのかわからない様子できょとんとしていました」
「あの年で、地位もあって、でも知識のなにもないヒラメが憐れだと感じました」

介護士マッキーの言うところの「憐れに感じる」というのは、これまで辞めていった人間が口にしてきた言葉でもある。介護・医療業界は資格があってナンボ、どこで何をしてきたかというキャリアがあってナンボ、仕事ができてナンボの世界である。口先ばかりで仕事のできない人間は相手にされない。

ヒラメがこの業界の仕事内容を把握していないのは少し話しただけですぐに露呈する。ヒラメが努力しそれを学ぼうとするのなら、いろいろと説明するが、「しったか」で、部下などから学ぼうという気持ちがまったくない。それを見ていると本当に憐れなのである。

介護士マッキーのメールは、「もう介護の現場で働くことは怖い、違う職種に行こうかと悩んでいる」という言葉で結ばれていた。介護士マッキーはまだ若く今なら違う職種で一からやれるだろうと思う。もしかしたら、最後のチャンスかもしれない。

彼女とは忘れもしない5月7日に初めて会ったが、コンピューターは当然ながら、細かい事務能力にも非常に長けた人間である。私の親友Sも類稀なる事務能力を有した人間であるが、そういう専門事務屋なるべくした才能というものがあるものだ。介護士マッキーはまちがいなく事務屋として生きていけるだろう。

介護士として有能であることはこれも十分過ぎるほどよくわかっているし、こういう人材が他職種に行くのは残念であるが、後は介護士マッキーがどの道を選ぶかだ。
1月10日まで過酷な業務が続くと思うが、体を壊さぬようにしてくれ。

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私はブラック社会福祉法人にいるの巻32 揉めて揉めて揉めて

日曜日の夜に弁護士から携帯に留守電が入っていたようだったが、私はここのところ体調が良くなく、この日は38.5の熱を出して昏々と眠っていた。我が家の場合は、高熱が出るとプライバシーの壁は取り払われて、リビングから丸見えの部屋に寝かせられ常に様子をチェックされるという恐ろしい慣習がある。いい年をしてこういうのはどうかと思うのだが、今回は動くのもだるく自室で死んでいたら大変なので「仮静養室」でただただ丸まって週末を送っていたのだ。

明けての月曜日、弁護士のところに電話をすると、弁護士は明るく、「おはようございます!ところでこちらに来られますか?」と聞いてきた。

翌日、私は顔が半分隠れるマスクをかけ背中を丸めながら大通り公園に程近いビルに入って行った。今日も元気な弁護士に案内されて談話室に座ると早速話は本題に入った。
「昨日、法人の代理人から電話が来まして、15日までにお金を支払う前に二つの条件があるというんですよ」
「二つの条件ですか?」

私のだみ声に弁護士は少したじろいだようだった。私は生まれつき扁桃腺が弱く、風邪を引くとのどちんこが肥大し、スナックのやり手ママのような声になってしまう。それを色っぽいと思うかどうかは弁護士の勝手であるが、この弁護士のすごいところは、「おやおや、風邪を引いたのですね」とか「声、大丈夫ですか?」とか世間話を言ったりしないことだ。私の個人的な生活は関係ない。案件=私という図式ができているのだ。ちょっと自閉症気味というか、大学院時代にいたタイプではある。仕事ぶりはすこぶる真面目だ。

法人側がぎりぎりで要求してきたのは、
「一つは和解書に『自己都合退職』と書き入れる。もう一つは『退職届』を『退職願』とし、『一身上の都合』という言葉をいれてほしいと言っています」と弁護士はなんか明るく言うので(私にはそのように聞こえた)腹が立ってきた。おまけに弁護士はまたしても「前例」を持ち出し、人事異動の先で困難があったわけではなくその前に退職してしまったのだから30万円取れるだけでもよろしかろう的な意見を言い出した。

体調の悪さに加え、不快になった私はだみ声ではっきりと言った。
「これが不当な人事異動ではなくてなんなのですか。たった一人の相談員でその業務だけでも大変だったのに、どうして「介護専従」になれるのですか。それこそパワハラで、それがなければ突然退職とは言わないですよ。それのどこが「自己都合」なんですか。先生は裁判しても負ける負けるといいますよね。負けてもいいんですよ私は。こんな30万なんてお金でどうしてそこまで自分を曲げなきゃいけないんですかね。長引けば長引くほど法人は困るはずです。来年の2月に監査が行われることは決まっていますから。その時に幽霊相談員がいる。いやいや、どうも弁護士が間に入って揉めているようだとなったら困るのは向こうですから」
一気に話してとても喉が渇いたが、ここの弁護士事務所ではお茶が出てきたためしがないのでじっと耐える。

私が怒ろうがあまり驚いた様子のない弁護士は、「和解でいきましょう、と金額やその他の話し合いをしているのに、折り合いがつかないから裁判というのは私はあまりやらないんですよね」
「センセは、お優しいから」と私は皮肉を言ってみる。
「いやいや、そういう代理人が多いですよ」こいつには通じず。
「でも、私は給与支給で譲歩しました。これ以上は譲歩する気はありません」
「わかりました。金銭をもっと出すように要求しましょうか」
「もう結構です。金銭提示はこちらからしないで下さい」

文章には「退職は施設長から突然の「介護職専従」の人事異動が原因であり、希望していないにもかかわらず退職せざるを得なかったもので「自己都合退職」ではない」的な内容が書かれ、火曜日の午前に投函された。

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2014年12月05日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻31 彼の話もこれで最後か

「彼」の妻からメールがあり、彼が11月17日無事にブラック社会福祉法人を退所し他施設に入所したと知らせてあった。情報者から事前に聞いていたので安心していたところだったが、家族から聞くとやっと脱出できたのだなという気持ちと申し訳ないという思いになる。今度の施設は<当然なのだが>定期的に精神科の受診もあるようでとりあえずご家族は安心されただろう。

彼に関しては二極化する人物像がある。一つは我々スタッフが知っている「彼」である。妻がいなくなれば「おぉ〜い、おぉ〜い」と伊藤園のお茶のように叫び、スタッフは他の入居者にご迷惑をかけないかとあたふたと焦り、
「〇〇さん、奥さんはいらっしゃいませんよ。静かにして下さい」と懇願する。
彼には交換条件を出す。
「わかった。お菓子ちょうだい、お菓子!」と真剣なまなざしで訴える。
これは昨年12月に起きた脳梗塞の後遺症である、脳血管性の認知症からきたものだ。梗塞後の脳は血流が悪くなり、これまでのような働きは望めない。感情失禁という抑えの利かない怒り、悲しみ、憤りに見舞われる。彼のようにお菓子のことしか考えられなくなったり、わがままを聞いてくれる妻のことを必死で探したりする。子どもと同じようになる。彼のような人たちは特別養護老人ホームでは珍しいことではない。

もう一方で、偏差値35やヒラメが殊更問題にする彼の姿を考えてみたい。夜中に殴りかかった、暴言を吐いたという35や鬼がわらや鬼がわらの金魚のフン(新人ケアマネ)やYの主張なのだが、これらヒラメ一派が言っている事実を他のスタッフは確認したことがないのである。ノンアルコールのビールを飲みたいとか、かりん糖が食べたいというのは暴言ではない。だいたい、ノンアルコールのビールを飲んでなにが悪いのかと思うのだ。ノンアルコールなんて、ただの清涼飲料水である。

妻はメールで「新しい施設では暴力はないようでほっとしている」と書いてあったが、何度も言うが、職員に暴力を振うのを見た人はヒラメ一派なのである。しかし、世のつらさというのは、権力がある彼らがあると言えばあることになってしまうのだ。更に頭にくることには、権力の後ろ盾がほしい者たちは、それに横並びになる。彼は体を真っ直ぐに支えることすら難しい左半身麻痺である。その彼が暴力を振るったとてどれほどの破壊力か。ましてや、鬼がわらの言うように彼の暴力のために辞めた人間は一人もいない。どういう顔して、そういうことを言うのかね、鬼がわらよ。おっと、鬼がわらの顔だった。

もうひとつ気になることがある。27日に鬼がわら(ケアマネ1号)と金魚のふん(ケアマネ2号)が現在彼の住まいとなった施設に行くという。この段階ですでにいったはずだ。今、彼は環境に適応しなければならない時である。送り出す施設のできることは、彼の正しい情報を伝え、後は新しい施設で穏やかに過ごすことを祈ることだけだ。

「転居先にも心配して来ましたよぉ」とケアマネを二人も出して、恩を売ったつもりになり、ことをまあるく収めようという魂胆がみえみえである。ご家族には是非に自治体にことの経緯を話してもらいたいと思うのである。

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私はブラック社会福祉法人にいるの巻30 合意書取り交わし中、後は振込みを待つ

皆様、お元気ですか?インターネットの環境に問題がありご無沙汰しておりました。しばらくスムーズに作動しないようなので、ぼちぼちと更新していきます。さて、合意書の件でありますが、

最終的に、
30万円を給料として振り込むということで合意となった。30万は調整後の純粋な振込み金額である。弁護士の2割を支払い24万円が取り分となる。この金額が少ないのかそれなりなのか私にはわからない。弁護士が腕利きなのかボンクラなのかもわからない。慰謝料という形ではなかったのは悔しいが、給料という形でも支払いを拒むことがなかったのが、先方が落ち度を否定できなかった証拠だろう。そう思って出した刀を納めるしかない。合意書は取り交わしをしている最中である。法人の支払期限は今月の15日である。

法人としては今週中に決着をつけたかったようで、和解金(と私は呼ぶ)も早くに振り込まれるようだ。お金が振り込まれようがどうしようが、これは私の退職による顛末にしか過ぎない。もともとのもとは「彼の人権侵害」から派生したことだった。そこが是正されない限りなにもならないのである。あの施設は今でも劣悪な労働環境であり、人権無視の高齢者施設であることはなにも改善されていない。

介護士マッキーからメールが来ていた。
「入居したばかりの方が1週間で退所しました」
何度も言おう。特別養護老人ホームで退所する人が「滅多に」いない。「ほとんど」いない。退所する時は入院した時か亡くなった時だ。7月末にオープンして何人が退所したのだろうか。ヒラメよ、これは恥ずべきことだと思わねばならないぞ。いやいや、アンタには恥ずかしいことはなかったな、こりゃ、失敬した。

そして、驚くべき言葉が続くのである。
「法人が次に辞めさせたい職員が私になりました。私がやってもいないことをやった、言ってもいないことを言ったと偏差値35が職員に言い振らし私の信用を貶める行為に出ています」

こういうことが性懲りもなく行われている。
精神的・物理的に安定した職場環境を労働者に提供できない福祉施設に高齢者や障害者の福祉を語る資格はない。ましてや、偏差値35は創立者の直系である。そのレベルの低さに改めて驚くのである。


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