2014年12月11日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻32 揉めて揉めて揉めて

日曜日の夜に弁護士から携帯に留守電が入っていたようだったが、私はここのところ体調が良くなく、この日は38.5の熱を出して昏々と眠っていた。我が家の場合は、高熱が出るとプライバシーの壁は取り払われて、リビングから丸見えの部屋に寝かせられ常に様子をチェックされるという恐ろしい慣習がある。いい年をしてこういうのはどうかと思うのだが、今回は動くのもだるく自室で死んでいたら大変なので「仮静養室」でただただ丸まって週末を送っていたのだ。

明けての月曜日、弁護士のところに電話をすると、弁護士は明るく、「おはようございます!ところでこちらに来られますか?」と聞いてきた。

翌日、私は顔が半分隠れるマスクをかけ背中を丸めながら大通り公園に程近いビルに入って行った。今日も元気な弁護士に案内されて談話室に座ると早速話は本題に入った。
「昨日、法人の代理人から電話が来まして、15日までにお金を支払う前に二つの条件があるというんですよ」
「二つの条件ですか?」

私のだみ声に弁護士は少したじろいだようだった。私は生まれつき扁桃腺が弱く、風邪を引くとのどちんこが肥大し、スナックのやり手ママのような声になってしまう。それを色っぽいと思うかどうかは弁護士の勝手であるが、この弁護士のすごいところは、「おやおや、風邪を引いたのですね」とか「声、大丈夫ですか?」とか世間話を言ったりしないことだ。私の個人的な生活は関係ない。案件=私という図式ができているのだ。ちょっと自閉症気味というか、大学院時代にいたタイプではある。仕事ぶりはすこぶる真面目だ。

法人側がぎりぎりで要求してきたのは、
「一つは和解書に『自己都合退職』と書き入れる。もう一つは『退職届』を『退職願』とし、『一身上の都合』という言葉をいれてほしいと言っています」と弁護士はなんか明るく言うので(私にはそのように聞こえた)腹が立ってきた。おまけに弁護士はまたしても「前例」を持ち出し、人事異動の先で困難があったわけではなくその前に退職してしまったのだから30万円取れるだけでもよろしかろう的な意見を言い出した。

体調の悪さに加え、不快になった私はだみ声ではっきりと言った。
「これが不当な人事異動ではなくてなんなのですか。たった一人の相談員でその業務だけでも大変だったのに、どうして「介護専従」になれるのですか。それこそパワハラで、それがなければ突然退職とは言わないですよ。それのどこが「自己都合」なんですか。先生は裁判しても負ける負けるといいますよね。負けてもいいんですよ私は。こんな30万なんてお金でどうしてそこまで自分を曲げなきゃいけないんですかね。長引けば長引くほど法人は困るはずです。来年の2月に監査が行われることは決まっていますから。その時に幽霊相談員がいる。いやいや、どうも弁護士が間に入って揉めているようだとなったら困るのは向こうですから」
一気に話してとても喉が渇いたが、ここの弁護士事務所ではお茶が出てきたためしがないのでじっと耐える。

私が怒ろうがあまり驚いた様子のない弁護士は、「和解でいきましょう、と金額やその他の話し合いをしているのに、折り合いがつかないから裁判というのは私はあまりやらないんですよね」
「センセは、お優しいから」と私は皮肉を言ってみる。
「いやいや、そういう代理人が多いですよ」こいつには通じず。
「でも、私は給与支給で譲歩しました。これ以上は譲歩する気はありません」
「わかりました。金銭をもっと出すように要求しましょうか」
「もう結構です。金銭提示はこちらからしないで下さい」

文章には「退職は施設長から突然の「介護職専従」の人事異動が原因であり、希望していないにもかかわらず退職せざるを得なかったもので「自己都合退職」ではない」的な内容が書かれ、火曜日の午前に投函された。

ぽちりん↓ありがとうございます。

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この記事へのコメント
雪あらしさん、こんばんは♪
体調が心配です!大丈夫ですか?
そこにきてのこのやりとり…(´Д`)
治るものも治りませんよね。
弁護士先生には是非とも頑張っていただきたい!!Σ( ̄皿 ̄;;
雪あらしさん、まずは体調を戻して元気になって下さいね♪
Posted by 赤鯉 at 2014年12月11日 18:32
★赤鯉さん、こんばんわ♪

健康診断にいったら、体重が44.1キロになっていたんですよ。
心臓検査のプラグが肉にパクッて吸い付かないのであります。
この施設に入ってある日、ピンクナースに「痩せたよね」と言われていたので気をつけていたのですが。
ごはんが以前ほどおいしくないのです。
泣き言になりますが、こんなにやせたなんてこの地に来たことが失敗だったように思えます。
でも、大丈夫。
きっとうまくいく。
心配してくれてありがとう。
Posted by 雪あらし。 at 2014年12月11日 19:14
前の記事ではもう直ぐ振込みか?とのことでしたから、こんなにグズグズするとは思いませんでした。
本当に腹の立つ。

更にこの弁護士、どうなんだろ。
ここまで来たから、もうどうしようもないのでしょうかね。
それにしても”なんか明るく言う”ことじゃ絶対無いのに、誰の代理人なんだよ!!!!
来年の2月に監査があり、、、以下はどちらかと言えば弁護士がいうことじゃないのかと。
依頼人に言わせてどうすんだよと私は思います。

一応、向こうの要求は突っぱねた様ですから、様子を観るしかないのでしょうね。

それにしても雪あらし。さんの体重が44キロって、私はそんなの小学生低学年のとき以来ないですよ。
(横も縦も大型なんですね。)
こんなことでなければ、スリムで羨ましい限りですけど、心労と体力低下で体重が落ちるのは良くないです。
少し前にスペイン料理のお店で、お友達と美味しいものを食べられていたときの気持ちを思い出して下さい。

また、そういう気持ちにもなれますから。
もう直ぐですよ。きっともう少しで解決しますよ。
相手も困るはずですからね。
こればっかりだけど、でも本当に応援していますよー。
Posted by Sara at 2014年12月12日 08:55
雪あらしさん体調はいかがでしょうか?

精神的に疲れていると思います。早く終わり新しい年が迎えられるといいですね。
たくさんの人が応援しています。
Posted by ai at 2014年12月12日 18:16
★Saraさん、こんにちわ♪

健康診断のときはちょっと引きました。
血液検査も心臓も肺も問題なく健康体なので、この体重低下はかなり心理的なことだと思っています。
もともと太る体質ではなく、食べないとてきめんに痩せます。
本来は食べることが好きな大食漢なので気をつけていこうと思います。
ご心配をおかけしました。
ありがとうございます^^

弁護士を再選人することも考えたのですが、交渉額が大きなものではないし、また時間ともう一度契約金がかかることを考えて断念しました。
日本の場合は、弁護士の情報は所属事務所のブログや日弁連の紹介記事くらいしかなくて、なかなか選ぶのが難しいですね。
「良い歯医者知っている?」という具合に「良い弁護士知っている?」という会話はあまりないですもんね。
っていうか、日本人はことを荒立てるのをヨシとしないので、私のような人が珍しいのだと思います。
このブログを読んで、「こわっ」と思っている人もいるかもです(笑)

多くの同僚たちが辞めていったことはいろいろと書いてきましたが、管理栄養士のように正規職員として入職したにも関わらず経験年数が少ないからと契約職員に変えられたり、彼女の後釜は正規職員として雇用されましたが、経験年数も辞めざるを得なかった管理栄養士よりも少なかったのです。私ならこれは訴えます(苦笑)これは私より問題だと思うのです。
日本人は静かに去ってしまうのですね。
だからヒラメは今日も元気でごはんを食べているのです。
ただ、ヒラメの場合は訴えても平気でいるようなので困ったものです。

弁護士から電話が来て「雪あらしさんの行ったことは、相手に一石を投じたわけですから」と言うので、
「私、そうは思いませんけど。こんな内容じゃあ何も変わらないと思います」
と言いました。
相手は黙っていました。

Saraさん、いつもありがとうございます。
体調に気をつけて下さいね。
Posted by 雪あらし。 at 2014年12月13日 15:22
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