2014年12月05日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻31 彼の話もこれで最後か

「彼」の妻からメールがあり、彼が11月17日無事にブラック社会福祉法人を退所し他施設に入所したと知らせてあった。情報者から事前に聞いていたので安心していたところだったが、家族から聞くとやっと脱出できたのだなという気持ちと申し訳ないという思いになる。今度の施設は<当然なのだが>定期的に精神科の受診もあるようでとりあえずご家族は安心されただろう。

彼に関しては二極化する人物像がある。一つは我々スタッフが知っている「彼」である。妻がいなくなれば「おぉ〜い、おぉ〜い」と伊藤園のお茶のように叫び、スタッフは他の入居者にご迷惑をかけないかとあたふたと焦り、
「〇〇さん、奥さんはいらっしゃいませんよ。静かにして下さい」と懇願する。
彼には交換条件を出す。
「わかった。お菓子ちょうだい、お菓子!」と真剣なまなざしで訴える。
これは昨年12月に起きた脳梗塞の後遺症である、脳血管性の認知症からきたものだ。梗塞後の脳は血流が悪くなり、これまでのような働きは望めない。感情失禁という抑えの利かない怒り、悲しみ、憤りに見舞われる。彼のようにお菓子のことしか考えられなくなったり、わがままを聞いてくれる妻のことを必死で探したりする。子どもと同じようになる。彼のような人たちは特別養護老人ホームでは珍しいことではない。

もう一方で、偏差値35やヒラメが殊更問題にする彼の姿を考えてみたい。夜中に殴りかかった、暴言を吐いたという35や鬼がわらや鬼がわらの金魚のフン(新人ケアマネ)やYの主張なのだが、これらヒラメ一派が言っている事実を他のスタッフは確認したことがないのである。ノンアルコールのビールを飲みたいとか、かりん糖が食べたいというのは暴言ではない。だいたい、ノンアルコールのビールを飲んでなにが悪いのかと思うのだ。ノンアルコールなんて、ただの清涼飲料水である。

妻はメールで「新しい施設では暴力はないようでほっとしている」と書いてあったが、何度も言うが、職員に暴力を振うのを見た人はヒラメ一派なのである。しかし、世のつらさというのは、権力がある彼らがあると言えばあることになってしまうのだ。更に頭にくることには、権力の後ろ盾がほしい者たちは、それに横並びになる。彼は体を真っ直ぐに支えることすら難しい左半身麻痺である。その彼が暴力を振るったとてどれほどの破壊力か。ましてや、鬼がわらの言うように彼の暴力のために辞めた人間は一人もいない。どういう顔して、そういうことを言うのかね、鬼がわらよ。おっと、鬼がわらの顔だった。

もうひとつ気になることがある。27日に鬼がわら(ケアマネ1号)と金魚のふん(ケアマネ2号)が現在彼の住まいとなった施設に行くという。この段階ですでにいったはずだ。今、彼は環境に適応しなければならない時である。送り出す施設のできることは、彼の正しい情報を伝え、後は新しい施設で穏やかに過ごすことを祈ることだけだ。

「転居先にも心配して来ましたよぉ」とケアマネを二人も出して、恩を売ったつもりになり、ことをまあるく収めようという魂胆がみえみえである。ご家族には是非に自治体にことの経緯を話してもらいたいと思うのである。

ぽちりん↓ありがとうございます。

にほんブログ村

にほんブログ村
この記事へのコメント
雪あらし。さん、こんばんは〜。
しばらく更新されなかったので、どうしていらっしゃるかと気になっておりましたが・・・
安心しましたー(#^.^#)

ブラックな方々は、あらゆる場面でブラックなことが見え見えなんですね。
そこまで徹してくれていたら、
必ずや天の知るところとなるでしょう。
いや、
もうすでに、そうなっているでしょうね。

でもやっぱり、
現実的に、
天はもちろんだけど
利用者さんから行政へ、訴えかけてもらえるといいですね・・・。

寒くなりましたね〜。
雪あらし。さんの日々に、
温かい出来事がたくさんあるように、お祈りしています!
Posted by みやび at 2014年12月05日 23:23
「彼」さんがお菓子やノンアルコールビールをねだる様子を読んでいたら、昨年パーキンソンで他界した叔父を思い出して、涙が出ました。

健常者と比べたらどれほど、日常の楽しみが少ないか、肉体的な苦しみがあるか、私たちには想像ができません。それを支えるのが本来の福祉と信じていましたが、これではそういう人たちを喰いものにしているとしか思えませんね。


「彼」さんの新しい入居先がこれまでと違って、安心して毎日を送れる場所であることを私まで願ってしまいます。(やっぱり亡くなった叔父を思い出してしまうからかな。)

あー、許せん。

そして、
>さら、頭にくることには、権力の後ろ盾がほしい者たちは、それに横並びになる。
ってこと。これはうちの会社では普通のことですけれどね。

間違ったことを間違っていると言って得をすることなんて、何にもありません。
これが普通になっている会社が殆どなのが、資本主義&拝金主義の現状ではないでしょうか。

でも、だから、福祉法人であり、利潤追求株式会社じゃないんでしょ?
税金とか優遇されているんでしょ?

また熱くなってしまいました。。。。。orz

Posted by Sara at 2014年12月07日 06:16
★みやびさん、おひさしぶりです。

お元気ですか?
インターネットの配線が切れてしまっていたのですが、NTTが混雑していてなかなか復旧できていません。
早くスムーズにみやびさんのブログにお邪魔したいと思っています。

おっしゃるように一人でも多くの人が行政に連絡してくれればと思います。
「どうせうちが言っても何も変わらない」とおっしゃるかたもいます。
今回、私がまとめた文書に署名してくれるという職員もでてきました。
ただ、これも強制になってはいけないし、難しいです。
そして、職員だけではなく実際に利用していた家族が署名してくれると助かるのですが、お客様ですしかなり言い難いです。
こんな根性じゃためなんですけどね。

そう考えると・・・・
過去の女性投票権とか人権運動とからい病を問題提起した人とかすごいもんです。

みやびさんもお風邪を引かないでくださいね。
また近いうちにお邪魔します。
Posted by 雪あらし。 at 2014年12月09日 15:52
★Saraさん、こんにちわ♪

いろいろと考えさせられるコメントありがとうございます。
時々、NHKの特集なんかで一人暮らしの老人が出てきて、かわいそうな独居老人=孤独死というようなテーマのドキュメンタリーが放映されていたりします。

人間結局一人で死ぬので「孤独死」なのになぁと思うのすが。
ベッドをぐるりと家族が囲むほどの子どもや孫に恵まれていても(シチリアのマフィアみたいに)、チューブだらけの苦痛な状態で病院で死ぬのなら、家で一人で死んでいくのがそれほど「お気の毒」なのでしょうか。

日本人は家族幻想があるので、子どもと孫で暮らす>子どもと暮らす>夫と二人で暮らす>施設で暮らす>一人で暮らすという風に思い込んでいるみたいです。
一人で腰が曲がっても、自分で食料を調達をしてまずいものでも何とか作って、好きなテレビを自分がいいというまで観て、好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、たまには晩酌としてもいいと思うのです。
ちなみに施設では上記はすべて制限されます。
というか禁止です。

誰かと一緒じゃないと幸福ではないと思う社会は、実は社会にそう思わされていると思います。一人で暮らすには行政のサポートが必要だし(いまどき地域なんかなんの当てにもならない)。
社会福祉は個々人の人生の幸福を保障するもので、家族員の介護労働の上乗せで成立するものではないのです。
そういうのを食い物にする奴らがこのブラック社会福祉法人です。
そして、実態を知っていて、メスを入れることができない行政が一番わりいのです!

なんか私も熱くなってしまいました。
選挙に出たくなりました。
Posted by 雪あらし。 at 2014年12月09日 16:19
雪あらしさん、こんばんは^_^
体調の方はどうですか?
『彼』さんが他の施設に入所されてひとまず安心ですね^_^
マグカップが飲みたいと言って何が悪いのでしょうか?
私だって言うと思います!!!
本当に悲しくなりますね。
雪あらしさんの言う通り利用者様のご家族に声をあげてもらう事が1番の解決ですよね。
それにしても奴らはどのツラさげて会いに行くつもりなのでしょうか?
腹たつぅ〜

Posted by 赤鯉 at 2014年12月09日 23:07
★赤鯉さん、こんにちわ♪

コメントありがとうございます。

私は元気に生きております。
マララさん(唐突ですが^^;)が、ノーベル平和賞でのインタビューで「声をあげること」「一歩を踏み出すこと」の大切さを言っておられましたが、できるようでできないのですよね。
「大人であること」に逃げて、失うものとかねいろいろと出てくるからと切り札を出したくなるが、マララさんの場合は、命を失いかけたのですものね。
そう考えると、私はまぁゴミみたいなことで悩んでいるなと思います。

施設ではお酒もタバコもだめなんです。
ハーブや覚せい剤を止めたい高齢者にはよい施設でしょう(−−)
また、多少借金があっても相談員がカタをつけてくれます。
が・・・
関係者は言います「年取って日本の施設には入りたくないなぁ」と。
そう関係者に思わせる施設ってなに!?

追記)彼らは鬼かわらツラ下げて行ったので重かったでしょうね(悲)
Posted by 雪あらし。 at 2014年12月10日 15:23
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/410126849

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。