2014年09月21日

魂の蕎麦屋「喜長庵」

写真を整理していたら、まだアップしていないものがあった。もしよろしかったら、ご覧下さい。

「喜長庵」という蕎麦屋の前を通ると、硝子の向こうに短髪の男性が一生懸命に蕎麦を打っている光景が見える。手打ち蕎麦だ。実に美味しそうである。いつか食べてみたい。まだこの時は同僚として働いていた、声の低いケアマネに言うと「では、行こう」と即効で話しが決まった。こういう時にすっきり、すんなり決まる人なのである。

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喜長庵の暖簾をくぐると・・・

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なかなか清潔な店内で広々としている。

「写真を撮ってもいいですか?」と店主に聞くと、「いいですよ」と快いお返事をいただいた。「厨房も見なさい」「さぁ、写真に撮りなさい」「さっ、これも」「さっ、ここも」と蕎麦打ち道具から冷蔵庫の中からかき揚げの製造過程まで見せてくれたのだ。

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そば打ちセット。朝5時から他店とこの店の分を打つという。種類は田舎蕎麦と更科蕎麦の2種類だそうだ。

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そば打ち棒にも数種類がある。

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こちらのご自慢はかき揚げで、帆立の貝柱が景気よく投入される。

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高温の油。手袋でガードしないと火傷になってしまう。

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一つをつくり、もう一つに移る。

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蕎麦を茹でる釜はもうぐらぐらと沸騰している。

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店主の背中には「魂」の文字が。魂を込めて蕎麦を作っておられます。

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更科蕎麦は+100円である、私は大盛なので+200でござる。

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さあ、お待ちかねの更科蕎麦のかき揚げせいろである。かき揚げはかなりのボリュームである。つゆは辛めの関東風で好みだった。

食べていると店主が自慢気に運んできたえびすビール。いえいえ、私たちは飲みませんが・・・。そうではなく、珍しいラベルだから見なさいということらしい。
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右側は魚が魚籠にも入っているのだ。

美味しくいただきました。
ご親切にありがとうございました。
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posted by 雪あらし。 at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べたり飲んだり。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月20日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻10 ピンクナースが辞めた

今日、ピンクナースが辞めた。
立ち上げから一緒にやってきた仲間の一人だ。これで4人のうち二人がこの施設から去った。オープンから1か月半でだ。やるせなさに気落ちしてしまう。

ピンクナースはその名の通りピンク色が似合う人で、ゆったりと柔らかな物腰と優しい口調が特徴だった。特養の、ともすればイライラギスギスする職場環境の中で癒しのような存在だったのだ。くるくると一生懸命に動き、首からタオルをかけ汗をぬぐいながら仕事をしていた。仲間たちからお別れにタオルをプレゼントされていた。

ヒラメが以前、得意そうに言っていたことがある。「私は人を見る目がある」「だから人事に関して自信がある」。そうだろう、そうだろう。指示がころころと変わるヒラメと伝言さえもミスするマスタード色の生ゴミのそばで、巨大な施設の立ち上げを短期間でやり通したのは、実質的に4人のメンバーだったからだ。私たちはただひたすら働いた。そういう面で、ヒラメ、あんたはなかなかの鑑識眼を持つ女である。しかし、最近私は思うのだ。ヒラメが選んだのは勤勉度や協調性とかだけではなく、自分の言う事を黙って聞く人間を選んだ(つもり)だったと。しかし、ヒラメは誤算していた。我々もヒラメを査定していたのだ。そして、ヒラメを見限る職員が出てきたのだ。

今月一杯で他施設に移るという仕事のできるボブカットがこう言った。「こんなにいい人たちが揃っている施設は珍しい。建物も最新だし。うまく機能すれば素晴らしい施設になるのに、本当に残念だった。あの施設長でなければここで働きたかった」

「あの施設長」とはどういう施設長か・・・改めてヒラメを紹介しょう。

真面目一方の管理栄養士が一人事務所に残って仕事をしている時、栄養士の机の周りを歩きながら、長い透明定規を自分の掌に強く打ちつけながら、ヒラメは言った(定規の音:パチッ、パチッ、パチッ)「まだ、かかるのぉ?」(パチッ、パチッ、パチッ)。管理栄養士は答える。「あと、もうすこしです」

それは仕事をしている間中続く。管理栄養士はタイムカードを定時に打刻している。だから、完全なるサービス残業である。しかし、労基を極端に恐れるヒラメは定規を叩く手を休めない。管理栄養士が仕事をしている机の横で叩き続ける。(パチッ、パチッ、パチッ)そして、ヒラメは「お疲れさまぁ」と栄養士の後ろで言う。まだ、仕事が山のように残っているにも関わらず、その声にいたたまれなくなった管理栄養士は帰り支度をする。しかし、翌朝、仕事は減っているわけではない。

ピンクナースの場合はやり方は多少違っていたが、気味の悪いことは変わりはない。二階にある医務室で一人仕事をするピンクナースの前で両腕を組み、何分でも黙ってその仕事を見ている。いたたまれなくなりフロアに逃げると、その後をストーカーのようについて来るという。

ヒラメは少し首が短く、背中を丸め前かがみになって歩く。その格好で涙袋を浮き立たせながら、ピンクナースが帰るまで後をつける。

愛情もなく、効率性ばかり追い求めるヒラメ。今数えるだけでも、今月5人が辞め、来月既に2人の退職が決まっている。

さあ、どうする、ヒラメ。
黙って働く人間も怒ると牙を剥くのだ。

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短い夏の日の一つ一つが懐かしい。そして、心からの感謝を送ります。あなたとあなたの家族に沢山の愛がありますように!

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2014年09月18日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻9 経費節約

前ブログの続きだが、結局、委託先の栄養士と話し合い、Aさん、Bさんのごはんを大盛にしてもらうことにした。しかし、おかずの割増などはできないと言う。昨日の夕食を覗いたが、調理の具合なのか食材がわかりにくく、色身も悪い。量も少ない。私も検食していないので味も満腹感もわからない。嫌な想像だが、法人側が委託先の給食業者Sに高齢者としての最低カロリーと材料費を指定したのではないか。ヒラメならやりかねない。いや、ヒラメを生け簀(いけす)で飼っている法人側(経営は同族である)ならやりかねない。食事は入居者にとって唯一で最大の楽しみである。食費は実費の本人負担である。充分な食事の提供は当然のことである。

ブログの記事を読んだ退職した管理栄養士が、旅先の海外からメールをくれ自分を責めていたが、彼女のせいではない。と言うのは、前述したように、社会福祉法人では、委託業者に栄養士がいてそこに一任しているからである。法人の管理栄養士はメニューに参与できるシステムにはなっていない。おまけに彼女も検食は行ったが、なんと辞める寸前に1回だけというものだった。そして、その時に虫を発見したというオチまでついている。

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虫入りおかず。

昨日、今日と札幌は冷え込んでいる。施設も冷え込んでいる。が、各ユニットに行っても暖房がついていない。入居者が「寒い」と呟く。季節の変わり目で体調を崩している人も多い。私は暖房をつける、同じように暖房をつけている看護師Tが言うところによると、ヒラメが後から暖房を消すらしい。だから、ちっとも暖かくならない。

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2014年09月16日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻8 3食を検食で済ませる施設長ヒラメ

看護師から報告がきた。
Aさんが入所1か月で3s、Bさんが1カ月半でおよそ10s痩せたという。これは尋常なことではない。
Aさん、Bさんとも70代に入ったばかりの男性である。

早速、食事を委託している業者の栄養士に、一日の総カロリーを聞いた。驚いたことに一日1.400calだという。それもおやつコミコミでだ。おやつを食べないと、1.000calになる場合もある。

恐ろしい。年寄りは死ねという数字だ。

通常、特養などで高齢者に提供される三食のごはんは、おやつコミコミで2.000calである。これが基準で糖尿病などにはカロリーダウンを行うが、最近はカロリーよりも脂質や糖質を抑える傾向にある。また、肉を積極的に食べたり、デミグラスのようなこってりソースを好む高齢者が増えてきた。煮込みハンバーグは高齢者も大好きなメニューなのだ。今後、団塊の世代の高齢化でますます高齢者の洋食化が定着するだろう。もう、高齢者=あっさり=小食ではないのである。こういうステレオタイプな考えは捨てたほうがよい。肉や野菜の好き嫌いは年齢ではなく個人の好みの問題だ。

前出のAさんもBさんも認知症を発症しているとはいえ、他に大きな疾患があるわけではない。聞けば、二人とも「ごはんが足りない。お腹がすいた」と不満を言っていたという。今日、Bさんの家族と話したら施設に入所してから痩せたと心配していたのだ。

早速、栄養士のところに行き、二人の米飯を大盛にしてもらったが、肝心の副食(おかず)はどうもならないようだ。納得できない。その足でヒラメ部屋に行った。
「ここの3食とおやつの総カロリーは1.400です。ダイエットじゃあるまいし、痩せていくのは当然です」
「あらぁ・・・そんなに」
と驚くどころか、涙袋を浮き立たせての微笑み返しである。

この表情をどこかで見たことがある。聴覚障害者の雇用の時の「おとぼけ」だ。まさか、経費節約とかで食材費を削っているわけではあるまいな、ヒラメ。ヒラメは私の報告を聞いても、委託業者に確認し今後の対策を講じると言うわけでもなく「ごくろうぅさまぁ」と、この話を打ち切った。

ヒラメは三食「検食」を食べている。朝食・昼食・夕食だ。
学校や施設で、異物混入がされていないか、腐食していないか、変な味がしないか等を予め確認することになっている、それが検食である。検食した者は、その他に味や量や色彩などの見た目も評価する。この評価に基づいて、栄養士はレシピに反映させる。検食は、食生活を楽しんでいただくための大事な仕事なのである。

特別養護老人ホームでは、施設長は当然だが、中堅クラスの人間には順繰りに検食が回ってくる。相談員も然りだ。リーダーの介護士も食べる。そうやって、事細かに感想を書かなければならない。食べないと高齢者の食生活を把握できないのだ。

が、このブラック社会福祉法人では、施設長が日々のごはんとして三食の検食を食べているのである。

その食べている姿を見ると、なあんも、考えずに、何かに書くわけでもなく「ごちそうさまぁ」と厨房に食べた食器を返しているのだ。

ヒラメは検食を食べられてラッキーとでも思っているのだろうか。情ないことだ。来年にやってくる監査で「検食:朝ヒラメ、昼ヒラメ、夕ヒラメ」と何カ月も続いた書類を見て札幌市はなんと言うだろうか。これは問題になりまっせ、ヒラメ。

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施設横の公園の松。さて、施設内には霊が出るそうだ。なにもかも恐怖でござる。

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2014年09月15日

札幌市西区西野の蕎麦屋「やま賀」に行く。

札幌で最も好きな蕎麦屋「やま賀」に行った。

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住宅地にある古風な佇まいの蕎麦屋である。店の周りは小奇麗にしており気持ちがよいのだ。

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私は凝るとそればっかり。以前は鴨せいろの時代が続き、今はかき揚げせいろにはまっている。ここのかき揚げせいろは、帆立てやえびがたっぷり使われている。前はタコも入っていたのだけど・・・。とにかく、素晴らしく美味しい。更科そばは絹糸のように透明で美しくしゃきーんとしている。喉ごしが良い。

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いつもは大盛の蕎麦を頼むが今日はほっきごはんを注文。最近は観光客目当てかこういうものも出しているのだ。

店の外装、内装、接客も良く、トータルで素晴らしい。そば茶の器は凝ったものを使っていて、一つ一つ違うので楽しい。良い仕事をしている蕎麦屋だ。

一度は行く価値あります。
では、ごきげんよう。

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posted by 雪あらし。 at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べたり飲んだり。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月14日

夏目漱石著『こころ』と『坊っちゃん』

KINDLEで通勤時に本を読んでいる。電子本は書籍と比較して安価だし、家にいて数秒でAMAZONからKINDLEにダウンロードできるからすこぶる便利である。おまけに暗いバスでも読めるし、コンタクトをはずした後は、文字を大きくして読めばよい。読んでいる途中で寝てしまうと、画面はそれを察知してクローズしてくれるのだ。

おまけにKINDLEにはタダ本がある。それも夏目漱石や太宰治や芥川龍之介ら煌めく「ザ・文豪」の小説である。今回は夏目漱石と芥川龍之介をAMAZONから仕入れてみた。

漱石から『こころ』と『坊ちゃん』、芥川からは『蜘蛛の糸』である。三冊とも読んでいるが、小学生の時のジュニア本なのか、中学生か高校生の時に読んだ本なのかまるきり憶えていない。ストーリーもあやふやである。

こころ -
こころ -

大人になって読み返すと、いろいろな発見があるもんだ。『こころ』の先生は「高等遊民」だった。高等遊民で生活に困らない先生は反則技で妻を得ることになるのだが、その反則技に自分自身も締められことになる。なんだかんだとあり、結果的に死んだ友人からの霊界四の字固めに苦しめられて、最後は自爆するのである。

この本が根強く人気があるのは、人間の持つエゴをテーマにしているからに相違ない。他者への嫉妬やそこから結果的に生じる(自分自身への)怒りを長年に渡り持ち続け苦しんだ先生。現代人ならそんなのクソクラエと笑うだろうに、笑えね沢山の人が今日も『こころ』を読むのである。

坊っちゃん -
坊っちゃん -

「親譲りの無鉄砲で小供の頃から損ばかりしている」の有名な文章で始まるこの小説は、『こころ』の作者と同一?と思わせるほど作風が異なっている。劇画を興したような臨場感溢れる面白い小説である。それにしても、坊ちゃんのような教員がいたら迷惑極まりない。なんだ、こやつは?

そんな坊っちゃんの教員生活は僅か一カ月である、長続きしない奴だ。

さて、特筆すべきは清である。坊っちゃんは清という何くれとなく面倒を見てくれた母親のような存在を忘れていない。しつこいくらい清を思い出すのだ。「親譲りの無鉄砲」な坊っちゃんは心優しい青年なのである。

一つ押せばきっとイイこと。二つ押せば悪魔除け。
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posted by 雪あらし。 at 23:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味は読書なのである。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月13日

タイ料理で管理栄養士の背中をそっと押す。

札幌の多くの地区で避難勧告が出た夜に管理栄養士が退職した。この管理栄養士は、オカメインコの大ちゃんと暮らしながら、常に「食」のことを考えているという真面目一方の人だ。この会の出席者は4人である。数日前に退職した「生ゴミ」の名付け親でもある声が低いケアマネ、気配りの人である居宅支援のケアマネ、立ち上げから一緒に働いているピンク色の似合うナース、そして私である。

場所は管理栄養士が全部セッティングしてくれた。その日の主役が幹事とはひどい話である。

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ビルの細い廊下の奥にタイ国がある。

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香辛料がわぁ〜と来た。

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SIAM(サイアム)だ。

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始めは、タイのビールで乾杯する。ピンクナースだけがお酒が飲めないので、ソフトドリンクだ。

沢山のメニューの中から選び、つぎつぎに食していく。
今となっては料理の名前はさっぱり思い出せないのだが、

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豚肉だと思う。この花を食用花だと言って、管理栄養士をだまくらかし食べさせてみた。特にお腹は痛がっていなかった。

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鶏肉かと・・・。美味しかった。

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パパイヤのサラダ。4つのレベルがあり、平均のレベル2つ目を頼んだが、非常に辛い。辛さにのたうちまわっていると、正面に座る声の低いケアマネがその様を嬉しそうに見ているのである。

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ご存じトムヤムクン。私が最も憎むスープである。ほとんど飲めず。

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やっと食べられるもの登場。春巻き。

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春巻きの優しさもほんのひと時。次に登場したのはグリーンカレーで、こいつも辛い。

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ニンニクとあさりの炒めもののようなものが出てきて、

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お酒はどんどん進み、

そうして、夜も更けていったのだ。
外に出ると雨は降りやみ、札幌の街にも平穏が戻っていた。

真面目な管理栄養士よ、これまでありがとう。私はあなたのお陰で助かりました。沢山のラッキーがあなたに来るように。

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posted by 雪あらし。 at 14:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 生きるために仕事をするのだ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月12日

札幌では珍しい避難勧告の一日。

札幌は天地災害の少ないところだと思っていたら、避難勧告が70万人。札幌市の人口はおよそ200万人弱なので、この数字はちょいと驚いた。我が家の周辺の街でも避難が相次いだ。

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嵐の前の職場近くの風景。鳥が沢山集まっていた。

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翌日の朝、JR北海道は運休。直ぐに地下鉄に切り替える。結局、20分ほどの遅刻。

朝から心配メールをいただきました。ありがとうございました。お陰様で無事でした。被害に遭われた方は、早く通常の生活の戻られますように。

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posted by 雪あらし。 at 22:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の出来事。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私はブラック社会福祉法人にいるの巻7 聴覚障害者雇用 その2

ヒラメの話しから一日置いて、あるフロアに行った時のことだ。ノートに連絡事項を書き終えて出ようとしたら、けたたましい笛吹きケトルの音がした。
職員が一人、高齢者の見守りで立っているのだが音に気がつかない。私が走ってケトルに向かうと、その職員も慌てて走ってきた。

「耳が不自由ですか?」
「はい。でも聞こえます。補聴器をしているから聞こえます」
「今の音はどう?笛吹きケトルの音」
「・・・高い音は。でも大丈夫です」
「施設長は耳のことは知っているのですか?」
「面接の前に耳の事を話して、それでも良いと言うから面接しました」
「そう。知っているのね」
「はい」

ヒラメ、あんたは言っていた。
「私は知らない」

笛吹きケトルの前で不安そうにしている彼女や、同僚としてどう付き合っていいかわからない職員のことをどう考えているのか。あらゆるハンディキャップの雇用は、社会福祉法人の性質上当然のことだ。しかし、ハンディがある雇用者の場合は、皆のフォローが必要なのだ。時には精神的な支えも必要となる。また、入居者とその家族の理解を得なければならない。厳しいことだが事故も考慮に入れなければならない。相談員として何も知らされていない私は家族に説明しようがない。施設全体で支えるシステムが必要なのだ。ヒラメが受け入れ体制を万全にしていれば、こんな騒ぎや、彼女にとっても気の毒なことにならなかった。

今回の事件は、ヒラメという人間をよく表している。彼女はハンディキャップを雇用することの社会的な意義とか全く考えていない。ただ、安い労働者として頭数の一員としてしか見ていない。ヒラメは何が何でも利益を生みたいのだ。自分の評価しか考えていないのだ。

ヒラメ、あんたの魂胆なんかとっくにお見通しだ。

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トマトと海老とチーズの赤いお粥とフォーと杏仁豆腐。1130円也。

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粥餐庁 札幌パセオ店 チーズがトロリのお粥さん。ちなみにここはスーラータンメンも美味しいのだ。

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2014年09月10日

私はブラック社会福祉法人にいるの巻6 聴覚障害者雇用 その1

介護職員の一人が施設長に会いにきた。生憎留守だ。
「なんかあったら言っておくけど」
「こんなことを言うのもなんなのですが・・・新人介護職員の#%*さんは聴覚障害者ではないでしょうか?」
「施設長から何も聞いていませんけど」
「入居者が#%*さんを何度呼んでも気づかないので、コップを机に叩きつけて知らせようとしたり、それをうるさいと怒る入居者もいたりでちょっとした騒ぎになりました。敏感な高齢者は気づいています。ナースコールの音も聞こえていません。呼び出しの赤ランプを見て行動しているようです」
「本当なの?」
「はい。職員同士の会話も避けているようだし、両耳に補聴器が入っているのを見た人がいます」

その後、施設長に聞いた。
「新人の#%*さんは聴覚障害者なのでしょうか?」
「誰がそういうことを言っているの?」
「職員だけではなく、入居者がものを頼もうにも聞こえないので困っているようです」
「知らなかった」
「耳が聞こえないことがですか?」
「何も知らなかった」
(職員の話しだと言語によるコミュニケーションはスムーズではないと言う。面接をしたらわかったはずだろう)
「聴覚障害者は身体介護はできないですよ」
「・・・・・・」
「まさか、障害者枠で入れて、給与が安いとか」
「・・・・・・」
ヒラメ、アンタ知っててやったな。

フロアの職員は「反対しているのではない。事実をきちんと教えてほしい、そうしたら業務分担をすればよいことなのだから」と実に真っ当なことを言っている。

ヒラメ、アンタそれでいいのかい?

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粥餐庁 札幌パセオ店のかぼちゃとカニのお粥とフォーと杏仁豆腐のセット。ここの店はかなり気にいっている。はずれなく美味しい。

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